うさうさファイナンス

ゆとりを目指して、お金の勉強 ~投資、副業、セミリタイア~

宅建試験への道

宅建受験を決めましたので、整理しておきます。

受験をご検討中の方の参考になれば幸いです。

 

1 なぜ宅建を受けるのか。

民法など基本的な法律関係が学べ、仕事に直結する

②勤務中に勉強していても、仕事の延長で済む

③国家資格であり、FIREした後の支えになる

④一度、登録すれば一生使える。

⑤不動産関係の基礎知識が身に付く

 

特に大きいのは、②でしょうか。

 

勤務時間に空きができても、席に座っていなければならない

+好き勝手なことをするわけにはいかない

という制約がある中で、人的資本を高める一手段になるのではと考えました。

 

また、民法など基礎的な法律知識は、日本で生きていく上であった方がよい。

日々の本業にも、プラスの影響が出ることは間違いないと思います。

 

2 宅建試験とは何か

国家資格であり、独占業務(有資格者以外、業務を行うことができない種類の仕事)があります。

合格率は20%台と低めですが、簿記のように、難易度が著しく上下することはなく、基礎知識を問う問題が中心のため、学習を続けて、知識を定着していけば、合格はそれほど困難ではありません。

試験は、毎年10月、マークシート式の問題が50問出題されます。

ここから、社労士、行政書士司法書士土地家屋調査士不動産鑑定士などへステップされる方も多く、法律資格の登竜門的な位置づけですね。

受験資格がないという点も魅力です。

 

内容は、大きく3つに分かれています。

①権利関係(民法借地借家法

②法令上の制限(建築時の制限+税、その他)

宅建業法

 

3 合格までのアウトライン

私は、4月から勉強を始めましたが、受験の決め手となったのは、無料講座の存在です。

簿記は、クレアールの有料講座を利用したのですが、正直、講義の動画やテキストの質が悪く、かなりの労力を要しました(そもそも向いていなかった可能性もありますが)。

ところが、いろいろ調べている中で、宅建については、オンラインでの動画配信を無料で行っている「タキザワ予備校」というものがあることが分かりました。

口コミ評価もかなり高く、メールアドレスを登録するだけで、基本講座をすべて無料で視聴できるというものです。

他の有料講座が、安くても4万円以上する中で、そんなうまい話があるのだろうかと疑りましたが、試しに動画だけでも視聴したところ、講師の説明がかなり分かりやすい!

クレアールで懲りていた私は、これにビビッと来ました。

しかも、動画だけでなく、テキストも無料とのこと!

実際は、テキストに沿って動画するため、それを参照せよ(欲しい人は、有料で注文)という形なのですが、はじめはそれで充分と思いました。

 

あと、2時間×24講座となっているのですが、一つ一つの単元で、動画が作られているため、スキマ時間での学習がしやすい点もいいなと思いました(1動画長くても、15分程度)。

全体の分量やゴールがあらかじめ分かるってこと、大切ですよね。

以後、とりあえずやってみるかと、軽い気持ちで動画視聴を続け、4月中に①権利関係を一通り終えることができ、また、内容的にも、6割ほどは理解できたため、本格的な受験を決めました。

 

4 オススメの学習方法

とにかく、過去問を繰り返し解くことに尽きます。

というのは、宅建は、ひねった問題が少なく、過去問の焼き直しが多いからです。

実際に、過去問集を見ると、同じような表現の選択肢が何度も出されています。

つまり、出題されるポイントが絞られているということです。

正直なところ、②法令上の制限で学習する、都市計画法建築基準法は、細かい規定が多く、市販の参考書を見ると、吐き気がしてくる内容ばかりです。

しかし、実際に出題されるポイントは絞られていますから、ある程度、基礎部分だけ覚えれば大丈夫です。そして、タキザワ予備校の動画は、かなり必要部分に絞った作りになっており、この点も非常に優れています。

 

また、「ゆーき弁護士」さんという方が、youtube宅建受験の動画を展開されているのですが、こちらは、更に要点を絞って解説されており、非常に参考になります。

医師のセカンドオピニオンではないですが、同じ内容について、異なる解説を聞くことは、理解を深めてくれます。

大学受験などでも、「自分に合った参考書を探せ」、「分からなければ、他にいい参考書を探せ」と言われますが、今は、本ではなく動画で、しかも無料で見れるのですから、いい時代になりましたね。

ほかにも、よい講座があるかもしれませんので、理解しにくい単元は、別の解説を探してみたいと思います。

 

なお、①権利関係は、タキザワ予備校の動画を、自分なりにノートにとってまとめていたのですが、②法令上の制限以降は、記述が多く、図表なども増えてきたため、LECの参考書と過去問を購入しました。

タキザワ予備校の資料に比べると、LECの方の読みにくいこと!

LECの参考書を基に、独学を始めていたら、絶対に挫折していた自信があります。

もちろん、LECの方は、出題率がやや低い情報も載っているため、最終的には必要な知識がまとめられているのでしょうけれど、初学者では、重要度などが分からず、くじけてしまう可能性が高いと思います(もちろん、出題ランク分けなどされてますが)。

 

まずは、アウトラインや基礎の基礎をたたき込んだ上で、脇の知識を広げていくというスタイルの方が、私には合っていますし、多くの人にも学びやすいと思います。

だれしも、過去問に取り組んだときに、全く分からないのでは、やる気をなくしますもんね。

 

5 現在の進捗状況と今後の在り方

 

5月9日現在、②法令上の制限まで動画視聴が終わり、過去問への着手を始めました。

また、並行して権利関係の過去問を繰り返し解いています。

目標としては、5月いっぱいで、③宅建業法の動画視聴も終えて、あとは過去問をひたすら解きまくるタームに入りたいと思います。

 

苦戦した法令上の制限も、内容を見てみると、都市計画法建築基準法がヤマ場のようで、そこを越えれば、あとは、農地法など細かい法律(=表面的な知識でOK)のみのようです。

10月の受験に向けて、6月一杯までで、少なくとも過去問を1周し(権利関係は既に2週目)、夏頃には余裕を持てるようにしたいと思います。

 

学習中の皆様、受験を考えている皆様、一緒に頑張りましょう(o^―^o)