なぜ、お金の勉強が必要か。
前回は、私にとってお金が必要な理由をについて考え、「生活にゆとりを持つため」という形に整理しました。
続いて、「なぜ、お金の勉強が必要か。」ということを考えてみたいと思います。
なぜなら、学ぶことにも、それなりに時間とお金が掛かるため、一つの投資と考えられるからです。費用対効果やリスクとリターンの比率が分かれば、トライしてみようという気持ちになります。
まず、お金を得る方法は、いくつかあります。
①働く。(労働力の対価として、金銭を受け取る=時間を金銭に変える。)
②宝くじなどで一発当てる。
③誰かから、もらう(相続や譲渡)。
④お金を働かせる。
・・・etc
このうち、②と③は、運や相手あってのことであり、できる人が限られますし、何より、何度もできることではありません。
①については、多くの方がしていると思いますが、それで、十分な豊かさを得られる人は限られます(仕事が充実していて、見合った対価・納得できる対価を得ている方はよいと思いますが、皆が皆そうではない。ただし、労働時間を変えずに、収入を増やす努力はした方がよい。)。そもそも、私の場合、「時間的なゆとりを生み出したい。」が出発点でしたから、①を推し進めることは矛盾します。
よって、ここでは、「お金を働かせる。」に落ち着きます。
では、お金を働かせるとは、どういうことか。
それは、すでにあるお金を基に、新たなお金を生み出すこと。
つまり、投資です。
しかし、これまでに投資や経済を学ばれたことがあるという方は、それほど多くはないのではないでしょうか。
私の場合、次のような理由で、これまで手を出しませんでした。
興味はあるけど、何となくとっつきにくい、周りにやっている人が少ない、何から勉強してよいか分からない、お金の話をするのは、なんとなく憚られる、リスクが大きい(大きく損する可能性がある)、怪しい・・・etc
しかし、このまま今の仕事を続けていても、現状を大きく打開することはできない。。。
変えたいならば、はじめの一歩を踏み出さないと始まらない。
そう思いました。
そこで、少しずつ、投資や経済のことを調べるようになったのです。
すると、次のことが見えてきました。
①きちんと勉強をすれば、投資はそれほどリスキーではない(リスクをコントロールすることができる。)。実際に、きちんと学んでいる方は、運用成績も高い。
②知っているだけで、トクすることが多い(体系的な知識がなくても取り組める、低リスクなものがある。)
③投資や経済に関する知識・考え方は、ほかにも応用が利く。
④勉強している人は、それほど多くない。差がつきやすい。
例えば、①について、株式投資でいうと、株価は上がるか下がるかの二択です。しかし、完全に50:50かというと、そんなことはありません。世界経済、業績、需給など、様々な要素によって、動きやすい方向を知ることができます。すると、博打ではなくなります。確率のある方に賭けることができるのですから。もちろん、全戦全勝とはいかないかもしれません。しかし、長く続けることができれば、必ず成果はついてきます。
2019年現在は、米中摩擦などにより、世界経済自体が減速傾向になってきているので難しいかもしれませんが、2013頃からのアベノミクス相場の頃は、どのような株を買っても、基本的には上昇するという、イージーモードだったのです。この機会を利用して、多くの「億り人」が誕生したと聞きます。その波に乗れなかった私は、非常に悔しい思いをしていますが、こうした相場は、何年かに一度、必ずサイクルとしてやってきます。次に来る大相場に向けて、きちんと準備をしておくか否かで、将来の結果は大きく変わってくるでしょう。
②については、例えば、IDECOやNISAという制度があります。ご存知の方も多いと思いますが、これらは、政府が個人の資産作りをバックアップしてくれるようなもので(自分の将来のことは自分で準備せよ=「年金を当てにしないでね。」というメッセージでもある。)、投資に掛かる税金が大幅に軽減されるものです。
お金を増やすには、収入を増やすだけでなく、支出を減らすのも大切なことです。これらの制度は、その両方を実現できる、素晴らしい制度なのです。利用しない手はありません。しかし、利用できる期限が決められています。少しでも早く、長い間、利用した方が、当然メリットも大きくなります。
もっと手軽なところでは、ふるさと納税がありますね。翌年の給与明細で、住民税などが大きく減額されているのを見たときは、感動しました。
③については、例えば、時給の考え方。賃金労働者は、自分の時間を切り売りして、賃金を得ています。それを、日常生活にも当てはめて考えてみると、日々の時間の使い方が変わりました。例えば、休日にダラダラしている時間でも、使いようによっては、対価を得ることができる。そのように考えると、時間がもったいなくなり、スキマ時間の活用など、積極的に考えるようになりました。
また、通勤時間と家賃の関係。職場に近いところに家を借りると、家賃が上がるため、どうしても郊外に住むという選択が多かったのですが、片道1時間、満員電車に乗って通勤すると、一日で2時間必要です。乗車時間を有意義に使えればいいのですが、混んでいたり、疲れていたりして、なかなか難しいですよね。すると、時給1500円の人であれば、毎日3000円。1か月だと6万円も無駄にしていることになる。しかも、時間だけでなく、移動に使うエネルギーも節約できる。そうすると、数万円程度の違いならば、職場に近いところを借りて、浮いた時間とエネルギーを、1500円以上稼ぐことに充てた方がトクではないか。こう考えると、暮らしやライフスタイル自体も変わってきます。なにより、自分の時間を、自分でコントロールできているという感じが、とてもよいです。
④については、先日の年金2000万円問題もあり、認知度が上がってきた感はありますが、投資は、まだまだブルーオーシャンであると思います。そして、前述のとおり、その学び方について、きちんと体系化されていない。例えば、法律や会計などであれば、ある程度、学習方法がまとまっていますよね。学問としての経済(経済学)も、同様でしょう。しかし、お金を増やすためのベースとなる知識は、まだ十分に整理されていないと感じます。多くの人は、投資には興味あるけど、どこから手を付けたらいいのだろうと迷うのではないかと思うのです。
さらに、副次的な効果として、投資や経済を勉強することによって、世の中に明るくなる、興味の幅が広がるということも挙げられます。例えば、いきなりステーキ、てんや、インバウンド需要によるドン・キホーテや化粧品、そしてタピオカ・・・など、ブームはいつも発生しています。そして、それに伴って株価なども上下動しています。こうした動きに乗ることができれば、低リスク・高リターンも十分可能となります。
また、下世話な話ですが、お金(特に身銭)が掛かっていると、真剣さが違うんですよね(;^_^Aゲームでやっているのとは違って、痛みも喜びもリアル。解釈一つで結果が大きく左右されるのですから、本一つ読むのも必至です。モチベーションが維持されて、成長が早いことも、おすすめしたい点です。
これだけの利点があるならば、勉強に自分の時間とお金を投資してもよいのではないかと思いました。
次回からは、私が、どのように、はじめの一歩を踏み出しているかをご紹介していきます。
はじめに~ブログ開始のいきさつ・動機~
はじめまして、うさうさです。
お役所勤めの30代です。
2018年、投資や経済に興味を持ち始め、少しずつ勉強しています。
私が体験したことや、学んだことを、ブログで発信することにしました。
よろしくお願いいたします。
さて、初回は、「なぜお金が必要か。」をテーマに、進めていきたいと思います。
皆さんは、なぜお金が必要でしょうか。
生活のため?欲しいものを手に入れるため?好きなことするため?
私の場合は、「生活にゆとりを持つため」でした。
私は、勤め先から、そこそこの給与をいただき、不自由なく生活できていますし、
欲しいものがあれば、ある程度の物は手に入れることができます。
しかし、「今、幸せか?」と問われると、残念ながら、即答できません。
仕事が嫌なわけではありません。
しかし、
平日週5日、一日あたり8時間弱。
移動時間や残業などを含めると、動ける時間の7割近くを費やしている。
そして、一日終わって帰宅すると、ヘトヘト。
とてもほかのことにエネルギーを割けない・・・。
これが、あと何十年も続くの?
体力があって、意欲も高い成年期を、仕事だけでに費やしていいのだろうか。
仕事とプライベートの比重が偏り過ぎていないか。
仕事を取ったら何が残るの?
こんな人生でいいのか?
いろいろ不安になりました。
じゃあ、どうすればいいのか。
結局は、物事の捉え方の問題だと思うのです。
すわなち、「仕事にやりがいを持つ」、「今の生活に満足する」、「ちょっとしたことでも幸せを感じ取る」・・・
こうした、いわゆるマインドフルネスやメンタルセットなどの考え方は、大切だと思います。
しかし、なかなか認知や性格は、変えにくい。
そうすると、すぐにできそうなのは、仕事への向き合い方を変えること。
そのためにできることは、
①「仕事=生活のための義務」という図式を変える。
②現在の仕事にメリットを見出す。
と考えました。
例えば、ほかに収入があり、それで十分に生活できるなら、
もし辞めても、普通に生活できる。
➡仕事=義務ではなくなりそう。
また、本業以外に収入があれば、目一杯残業したり、いい成績を残そうと、やっきになって働かなくて済む。
➡時間的、精神的な余裕が生まれそう。本業の良いところも見えてくるかもしれない。
さらには、本業の収入をまるまる好きなことに使える。
➡プライベートが充実すると、仕事にも前向きに取り組める。
まとめると、
経済的なゆとりを持つことによって、
「仕事=生活の糧を得るための義務」という捉え方から、
「自分の人生を彩る一つ(一応は、興味をもって始めた仕事ですし。)」
という形に捉え直すことができるのではないか。
ということです。
このような考えに基づき、このブログでは、私自身が学んだことや、経験したことを紹介できればと思っております。
よろしくお願いいたします。